詰まった

数日かけて３行も進んでないってどんだけえええええ。
うわーうおーだから計画性もなく続き物とかマジ迷惑だからやめれって良心の声がゆってたのにー。にー！
取っ掛かりのテキストさえ降りてくれば後は早い感じなんすけどね。うおーん。
どうにも心苦しいので、だいぶ前にちらっと言ってた神の業後王子印ゲットレハトさん生存パラレル妄想とか晒しちゃうんだぜ。

ていうかあの状況で印持ちになったっていいことないよね。
神の業でタナッセがほざいてたようにあっさりほいほい物事運ぶわきゃねえってのも勿論、印の有無がひっくり返ったってタナッセ自身の存在なんてあくまで付属品でしかないっていう城での一般認識をより明確に思い知らされるだけじゃね？せっかくあった逃げ道を自ら潰してしまった事実と共に。
とりあえずの衝撃はさておいて、最終的に王として下す判断は飼い殺し的な感じかなリリ様もヴァイルも。
一方レハトさん。辛うじて生き延びたけどかなり危うい状態。分化乗り切るの無理じゃねってぐらい衰弱してて本人も薄々あーこれ死ぬなって悟ってます。悟ったついでに、このまま死ねばママンと同じところに逝けるのかな、とか、だったらそう悪いことでもないのかな、とか、タナッセへの恨みなんかももうどーでもいいや的な。むしろママンにまた会えるなら感謝してやってもいいぐらいに悟りレベルどんどんアップです。全ては話の都合です。
それを知ったタナッセとしては、罪悪感もさることながら頭が冷えて現実に直面して以前にも増したストレス環境に肝心要の身内からの反応もものすごく微妙と四面楚歌な状況下、喰っちゃった影響とか死にかけレハトがひとり一抜けしようとしてるみたいに見えて筋違いと分かっちゃいるけど逆恨みとかどんな感情からにしろ自分を見てくれそうな人間もうこいつしかいないって本能的危機感とか、色々看過できなくてDOさんにクレーム。話が違うぞ何とかしろ的な。
おいおい今さら何言ってんのって冷笑しつつも、面白半分でアフターサービスをしてあげるわりと親切なDOさん。例の公式認定な回復する方法とかもっと回復する方法とかを教えてあげます。全ては話の都合です。（二回目）
当然さらに葛藤しまくるタナッセ。大体そういうことするにしてももう前みたいにこっそり出来る状況じゃ…→！！　そうだあいつと婚約したんだった！　と、結果的にどんどこ自分を泥沼へ追い込む方へ思考回路が迷走してゆきます。だってタナッセだし。
で、一度そういう間柄となった以上は責任を取りたいとか胡散臭い言い訳で陛下の了解取り付け、レハトも申し出には面食らいつつもまあ何でだろうといいかどうせ自分長いことないし的な、大らかなんだかヤケっぱちなんだかなノリで了承。全ては以下略。
そして婚約者を見舞う名目ゲットで足繁く通う日々。顔合わせるたびにホイミンキッスに及ぶ機会をじりじり窺い及んだ後には言い訳に終始する傍から見たらセクハラキス魔野郎以外の何者でもない王子。脳内分析したらちゅー１００％です。どこの思春期だよ。たぶんまともに会話もできてない。
そんな感じで超挙動不審だわ何度も続けばホイミ効果にも流石に気づかれるわでレハトにどういうことよと問いつめられ、とうとうゲロります。何故か無駄に恩着せがましい虚勢張って。
なんだかなーと呆れ果てながらも、あんまりにもあんまりな駄目っぷりにもう気が済むまで好きにしたら？な境地に立つレハトさん１４歳。
この寛大さの裏には自分から印を奪ったがために苦労しているタナッセへの哀れみとある意味解放されて一心に死への憧れを抱いてゆける我が身と引き比べての優越感があるわけですが、それはタナッセも同じことで。自分のせいで死んでしまう、自分がいなきゃ生きられないレハトを手放せない。互いに自分と違う部分を哀れんで優越感に浸る材料にしてる、ちょっと不健全な関係がずるずると続くことに。
まあ結局数年後レハト死ぬけどね。

なんていうか、印を奪ったことで空いた穴は大きくて、タナッセがやったことも所詮は穴より小さな栓をして命が全部零れ落ちるのを多少遅らせただけだった、ていうオチ。ひでえ話ですね。
もう駄目なのが二人とも分かりかけてきた頃の、伏せりがちなレハトに縋るようににゃんにゃんにゃーんなタナッセとか本当は未練も出てきてはいるんだけどそれ言ったらタナッセが苦しむだろうからって何も言えないレハトとかベタなことも考えてたさ。